Si on ne veut pas lui dire la nouvelle, qu'on la lui chante.
( Marie de Médicis )

知らせを言いたくないなら、歌って伝えればいい。

 アンリ4世の二度目の妻としてフランス王室に嫁いだマリー・ド・メディシス( Marie de Médicis, 1575年~1642年 )は、夫が暗殺された後、息子であるルイ13世の摂政として王政を担うこととなる。彼女はイタリアから伴った寵臣コンチーノ・コンチーニを重用し、コンチーニはアンクル元帥として、妻でありマリーの侍女でもあったレオノーラ・ガリガイと共に権力を振るうようになる。彼らは前王アンリ4世の政治方針をことごとく破棄し、このことがルイ13世や有力貴族の反感を募らせ、1617年にアンクル元帥は国王らの策によって暗殺された。妻レオノーラ・ガリガイに、夫暗殺の報をいかに知らせるかと問われて、マリーが激高して思わず言ったのが引用文とされる。この後、レオノーラは魔女として処刑され、マリーはブロワ城に幽閉されることとなる。  

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ancien numéro( back number )2012年
5月21日Robert Badinter
5月14日André Maurois 5月7日Aloysius Bertrand
4月30日Madame de La Fayette 4月23日Marquis de La Fayette
4月16日Pierre Hermé (2) 4月9日Pierre Hermé
4月2日Frédéric Bartholdi 3月26日Georges Danton
3月19日Auguste Comte 3月12日Gaston Bachelard
3月5日Madame de Sévigné 2月27日Christian Bobin
2月20日Frédéric François Chopin (2) 2月13日Jacques Demy (2)
2月6日Jacques Demy 1月30日Roland Barthes (3)
1月23日Roland Barthes (2) 1月16日Arthur Honegger
1月9日Charles Péguy (2) 1月2日Charles Péguy

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