11  (8月7日)
   我々を病気にさせるもの、それは我々が送っている生活である。つまり我々が囚われている現代という時代の生活であり、そこでは我々は何をすることもできないのである。同様に、いや殊に、我々が自らに課している生活でもある。フランスにおいて我々は豊かすぎる食物を摂り過ぎ、そして飲み過ぎてもいる。フランス人10人のうち9人にとって、それは真実なのである。固いパンを数切れしか食べられない老人もいるというのに! 残念なことだが、一方が他方を阻止することはない。しかしながら、一種の正義によって、『マキシム』はセルフサーヴィスの店よりも確実にそして早く、人の寿命を縮めるのである。
  1. dans lequel:nous sommes pris dans notre temps
  2. y:=la vie de notre temps
  3. à nous-même:s'imposer(自分に強いる)を強調する。
  4. L'un/l'autre:「食べ過ぎのフランス人」と「固いパンしか食べられない老人」を指す。 前者、後者というのではなく、相互に阻止できないということ。
  5. Maxim's:飽食のフランス人は「マキシム」に、 貧しい老人は「セルフサーヴィスの店」に通うのである。
  6. tuer:ここでは目的語なしで、「寿命を縮める」

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