13  (8月9日)
   一般に流布している考えに反して、働く女性の割合は今世紀初頭から殆ど変化していない。しかし、女性の活動の性質は大きく変化した。女性労働者はすでに大勢いたが、その多くは内職で洋裁をしたり、お手伝いとして雇われたり、小さな商店で専門的でない仕事をしたりという状態であった。今日、女性達は工場ではなく一般の会社で数多くの職に就いており、レヴェルアップしていく資格を獲得してもいるのである。彼女たちはとくに家の外で働いており、家庭生活には限られた時間しか割くことができないでいる。
  1. peu:不定冠詞がつかないと否定的に「ほとんど~ない」
  2. le début du siècle:2000年以前に出題された文なので、ここでいう「世紀」は20世紀のこと。
  3. Si:事実の提示を示す。譲歩の意味を込めた比較や対立を表す「~ではあるが」
  4. à domicile:自宅で、自宅へ
  5. en dehors des usines:「工場」は単純労働をする場として考えられている。
  6. une qualification croissante:単数形なので、資格の数が増えるのではなく、質が上がるということ。

→ 問題文に戻る

→ 読解練習帖 index


→ accueil( Home )