2-10  (9月24日)
  静寂を守らなければならない。なぜなら静寂は危機に瀕しているからである。現代文明、すなわち現代の科学技術文明は、気づきもせずに静寂を滅ぼしつつあるのかもしれない。我々は大都市の絶え間ない音の中で生活しているのだ。そうした音は、我々にとって必要なものであると同時に苦痛をもたらすものでもある。静寂は自らの中に豊かさがある人々にとってだけ豊かなものとなる。静寂を愛すること、それは一人でいることを愛することであり、自分自身と向き合うことを愛することである。
  1. La civilisation moderne, la civilisation de la technique:動詞は単数形なので、この2つは別々のものではなく、同じものの言い換えである。
  2. pourrait:pouvoirは可能性・推測を表す。
  3. richesse:最初のrichesseは形容詞的に使われている。
  4. c'est aimer:不定詞は主語の属詞。 Voir, c'est croire.(百聞は一見にしかず)ただし、主語が名詞・代名詞で動詞がêtreの場合は、deが必要。Le mieux est d'attendre.(一番いいのは待つことだ)

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