2-16  (12月2日)
  真理の探究が我々の活動の目的であるはずだ。それが我々の活動にふさわしい唯一の結末なのである。おそらく我々はまず第一に人間の苦悩を和らげようとしなければならない。しかしそれは何故なのか? 苦しまないということは、消極的な理想であり、世界の破滅によっても間違いなく到達しうることではないのか。我々が肉体的な苦しみから次第に人間を解放しようとしているのは、真実を研究してまざまざと見つめることで取り戻した自由を、人間が使えるようにするためなのである。
  1. soit:先行詞にseuleがついているため関係詞節中では接続法。
  2. digne:digne de~「~に値する、ふさわしい」
  3. affranchir:affranchir A de B「BからAを解放する」
  4. Si~c'est…:si~, c'est…「~なのは…だからだ」c'estのあとは前置詞句やc'est (parce) que+直説法も使われる。

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