- Je vous dis au revoir, Monsieur, peut-être donc à ce samedi qui vient.
- Peut- être, oui, Mademoiselle, au revoir.
La jeune fille s'éloigna avec l'enfant, d'un pas rapide. L'homme la regarda partir, la regarda le plus qu'il put. Elle ne se retourna pas.
( Marguerite Duras, Le square )
「じゃ、またね。たぶん今度の土曜日に」
「たぶんね、土曜日に」
若い女は子供を連れて足早に立ち去った。男は彼女が離れていくのを見つめていた、出来る限りずっと。彼女が振り返ることはなかった。

 マルグリット・デュラス( Marguerite Duras、1914年~1996年 )は、フランス領インドシナで生まれ、18歳でフランスに移り、パリ大学で学ぶ。1943年に処女作『あつかましき人々(Les Impudents)』を発表する。戦後には小説だけでなく、映画の脚本も執筆し、さらには自ら監督もした。1984年、『愛人(L'Amant)』を出版し、ゴンクール賞を受賞した。  

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ancien numéro( back number )2018年
1月14日 Jean Yanne
1月7日 René Barjavel