ブノワ・デュトゥールトゥル（ Benoît Duteurtre、1960年～ ）は、ル・アーヴルで生まれる。第4共和政の最後の大統領であったルネ・コティの曾孫である。15歳の時、自身の文章をル・アーヴル在住の劇作家アルマン・サラクルー（ Armand Salacrou、1899年～1989年 ）に見せると、劇作家から励まされる。ところが16歳になると音楽に傾倒するようになり、やがてルーアン大学で音楽学を学位を取得する。執筆活動も続けており、サミュエル・ベケットにミニュイ誌に掲載するよう勧められもする。パリのいくつかの劇場でピアノを担当したりしながら、執筆活動も続けて1985年には最初の小説を発表、エッセイ執筆や、音楽評論、ラジオ番組のパーソナリティとしても活動している。

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