ミラン・クンデラ（ Milan Kundera、1929年～ ）は、チェコスロバキアのブルノに生まれ、1963年に短編集を発表し創作活動を開始する。しかし1968年の「プラハの春」の際、改革への支持を表明したために次第に創作活動の場を失い、1975年にレンヌ大学に招聘されフランスに移ったあと、1979年にチェコスロバキアの国籍を剥奪される。1981年にはフランス市民権を獲得し、フランス語で執筆活動を行うようになる。1984年には『存在の耐えられない軽さ（l'Insoutenable légèreté de l'être）』が世界的なベストセラーとなる。
　クンデラの父親は著名なピアニストで、クンデラ自身も幼い時から音楽教育を受けている。

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