Il n'y a pas d'amour. Il n'y a que des preuves d'amour.
( Gaston Leroux、Le Mystère de la chambre jaune )
愛があるのではない。愛の証があるだけなのだ。

 ガストン・ルルー( Gaston Leroux、1868年~1927年 )は、パリに生まれ、当初は弁護士になるための勉強をして、1890年には弁護士資格を取得している。その後、法律や訴訟についての記事を書くようになり、また劇評も執筆した。さらに自分でも戯曲を書いている。
 20世紀に入ると、最初怪奇小説を書き始め、さらに1907年に推理小説『黄色い部屋の秘密(Le Mystère de la chambre jaune)』を連載すると高く評価され、英訳の出版や映画化もされる。この『黄色い部屋の秘密』は密室殺人ものの古典として、現在でも推理小説のランキングに入っているほどである。
 その後は人気作家として大量の執筆をこなしていたが、1925年に健康を害し、1927年ニースにて亡くなっている。

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